【図書館巡り】国立国会図書館に再チャレンジ

img_5418

 昨年7月頃に登録利用者(IC)カードを作り、初めて入館して以来、それっきりになっていた国立国会図書館。せっかくなので新年早々、利用させてもらうことにした。

 今週[1]調べに行ったのは、2013年7月後半の日刊紙の記事。利用方法に慣れる為にも、一度試してみる事に。

 電車の中から「国立国会図書館サーチ」のサイトにアクセスし、今回は『朝日新聞』をサーチ欄に入力する。検索結果で出てきた『朝日新聞[東京]』にクリック。国立国会図書館の東京と関西どちらにも「所蔵あり」との事なので、「来館して利用する」を選択。

Screenshot

 表示された4,185件の検索結果から絞り込むため、「すべての年」から「2013」を選択。東京本館の新聞資料室書庫に所蔵されている「2013.7.16-31」にクリックし、「申込カートに入れておく(閲覧)」を選択。「国立国会図書館サーチ」のサイト右上の「・・・」にクリック。すると、「申込カート」が表示されるが、館外からは閲覧の申込はできないとの事で、ひとまず準備はここまで。

 永田町駅の2番出口を出ると、徒歩1,2分で到着する。本館に入り、まずは入口右手の方にある100円ロッカー[2]に荷物を預ける。館内用のナイロン製で中身が見える手提げ袋を借り、貴重品やラップトップ等を持って入館ゲートに向かう。そこの受付で一応、ラップトップ用のカバーを借りる。表面には「NDL」の記載が。

 館内の閲覧室は、ラップトップを使ってよい場所とそうでない場所に分かれているので、使用可能な方の閲覧室でしばらく作業をする。他にもキーボードを叩いている人がいたが、それでも部屋はものすごく静か。先週利用した奈良駅前のブックカフェ『書院』の静けさを思い出す。

 午前11時から6階の食堂が開くので、混む前にと思い、移動する。

 食堂のメニューは豊富で、何を選ぶか迷ったが、最初なので「国会図書館カレー」を選ぶ。大学の学食みたいな感じで、食券機で注文するメニューの食券を購入し、カウンターで料理を頼んで受け取る。値段はリーズナブルで、次は他のメニューも試してみたいと思った。食事中に、さきほど申込カートにいれておいた『朝日新聞』の閲覧を申し込んでみる。数分後にサイトで申込状況を確認すると、準備ができていたので、本館4階の新聞資料室に移動する。

 てっきり縮刷版を渡されるのかな、と思っていたのだが、マイクロフィルムが入った小さな箱を受け取りカウンターで渡され、戸惑う。となりの案内カウンターで初めての旨伝えると、館員の方がマイクロフィルム・ビュアーの場所まで連れて行ってくださり、そこで使用方法を教わる。ビュアーはパーッと目的の記事を探すために適した使い方が分かりやすいビュアーと、印刷する事を前提にした、使い方がややトリッキーなビュアーの2種類あった。

 結果的にはトリッキーな方からいきなり初めてもよかったかな、というのが試してみた感想だが、トリッキーな方はマイクロフィルムを早く回そうとすると画面がずれやすいので、パーッと流し読みしたいときはシンプルな端末で始めた方がスムーズに探せそうだ。

 マイクロフィルムで新聞記事を検索するのは学生の頃以来だったが、思いのほか時間がかかり、オンライン版等でキーワード検索ができるのならそうした方がいい気もした。実際の紙面全体が見えるが探しやすい時もあるだろうから一概には言えないか。コピーをとりたい記事が5本見つかったので、若干複雑な方のビュアー上で印刷[3]を申込み、本館1階の複写カウンターに受け取りに行く。

 その後、新館2階の関西館取り寄せカウンターで、関西館のアジア書庫に所蔵されているシンガポールの英語日刊紙、ストレーツ・タイムズ(The Staits Times)の7月下旬分の取り寄せを申し込む。取り寄せ期間は3営業日で、関西館から到着するまでに最短で3日かかるようだ。こちらもマイクロフィルムが届くのかな、と思いきや、綴じられた実物が届く、とのこと。

 これでこの日のミッションは終わり、本館にある喫茶店でコーヒーを飲んで休憩。食堂と雰囲気は似ていて、大学の明るい学食風。せっかくなので新館の方の喫茶店ものぞいてみると、こちらは少し落ち着いた雰囲気で、ホテルのラウンジといった感じ。コーラを飲んでまた休憩して、この日は撤収する事に。ストレーツ・タイムズが届いた時にまた訪れる予定。

 新聞のマイクロフィルム版をビュアーで見て、紙面の中から参照したい記事を見つけるのは結構時間のかかる手作業だ、と実感した。1,2時間その作業をしていると集中力も低下してくるし、なかなか精神的なスタミナが必要な作業で、ある程度事前に検索する時期を絞っておかないと厳しい、と感じた。


[1] 1月8日に訪れた。

[2] 100円玉は利用し終わったら返ってくる。

[3] 複雑な方のビュアーは端末から申し込むことができ、88円で5枚プリントアウトしてもらえた。

Tags:

コメントを残す